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理系大学生の雑記ブログ

【実体験】地方大学生がマッチングアプリで彼女を作った方法

女性を後ろから抱きしめる男性のイラスト

僕は地方の大学の工学部に在籍している.

地方大学ということで学生数も少なく,都内の大学のようにインカレのような他大と交流する機会もない.それに加えて,工学部は男女比9:1,学食は男たちの餌場と化し,夏には男たちの汗で霧がかかりマチュピチュのようなキャンパスとなる.

数少ない女子にアプローチしようものなら,情報は瞬く間に広がり,残りのキャンパスライフに支障が出る恐れすらある.彼女たちの情報網の通信速度には驚かされる.工学部のリケジョということで光ファイバーを超える高速通信網を開発したに違いない.

男なら噂が広がることぐらい覚悟してアタックしろよ!という声が聞こえてきそうだが,小さなリスクで大きな成果を得るのが真の男であり,後先考えずに突き進むのは賢い方法とは言えないだろう.

学内の恋愛は捨て,学外の出会いにも期待できないとなれば,僕のまわりの友人もそうだが,多くの人は大学での恋愛はあきらめ,社会人になったら彼女ぐらいできるだろうと考える.

しかし,この考えは非常に甘い,甘すぎる.

いままで彼女がいたことない人が社会人になったことで彼女ができるか,いやできない.それどころかますます難しくなる.その理由を説明しよう.

女の子は高校生から大学生にかけて,めちゃめちゃモテる.この時期はいろんな男からアプローチされたり,デートに出かけたり,付き合ったりして男を見極める能力をつける.

一方,高校生から大学生にかけて,暗黒界に生きる僕たちのような陰キャラ男子はどうだろうか,女の子たちがレベルアップしていく中,彼女をつくったことがないとなれば,距離の縮め方も,デートの仕方も,女の子について何もわからない.

考えてほしい,レベルアップした女の子とレベル0の男が,社会人となり出会ったところで,恋愛に発展するだろうか.可能性は0に近いと言っていいだろう.

大学生は時間もあり,ある程度自由に使えるお金もある.この時期に恋愛ができなければ,その先の人生でも恋愛ができない可能性が高まってしまうのだ.

 

こんな危機感を感じ,僕は大学生のうちに彼女をつくる決心をした.

しかし,高校,大学と理系で過ごし女の子と接する機会が少なく,加えて,中学以来運動をしていない身体はだらしなく,顔にも覇気がない.これでは仮に,明日素敵な出会いがあるとしても,自分に自信がなく積極的にアプローチすることはできない.

 

ふと,中学時代を思い出すと,当時は運動部に所属しており,顔も身体も今より締まっていた.それに女の子とも話していたし,1度だけだが告白されたこともあった.

そうだ,中学時代の俺に戻ればいいんだと気づき,ダイエットをすることにした.

名付けてリメンバー・ミー作戦」である.

それから,週2回欠かさずジムに通い,半年で5キロの減量に成功した.体重が減るだけでなく筋肉がついたことも実感することができ,だんだんと自分に自信を持つことができるようになった.

ジムなんか続けられないよ.とか言う人がいるが,たしかに最初の2か月くらいは,見た目も体重も大した変化もなくやめたくなることもある.しかし,それを過ぎると身体が変わってきたことが実感できるようになり,むしろ筋トレをやめることができなくなる.

身体がある程度引き締まった頃に,自分にはまだ課題があることに気づいた.それは女の子と接することに対する慣れである.

野球というスポーツにおいて素振りをしているだけでは,試合で結果を出すことは難しい.投げてもらった球を打つ実戦に近い練習が必要である.恋愛についても同じことが言える.意中の人とデートに行くことができたとしても,女の子と話すことに慣れていなければ,緊張して話せなくなってしまったり,自分の話ばかりしてしまったりという失敗を犯してしまう.これでは初回のデートでつまらない男と見なされ,それ以上の発展は望めない.

そこで私が行ったのは,「好みではない女の子と話す」である.好みでない女の子であれば話しかける際に緊張もしないし,仮につまらない話をしてしまって変なヤツだと思われたとしても何も問題が無い.それでも女の子という事実に変わりはないわけで少しずつ実戦経験を積むことができるのだ.

さて,実戦経験を積んできたところでぶち当たるのは根本的かつ最大の問題「出会いがない問題」である.学内もない,他大との交流もないとなれば,考えられる手段はマッチングアプリである.マッチングアプリと聞くと怖いとか怪しいという印象を持つ人も多いと思うが,大手の会社が管理運営しているアプリで,かつ自分自身にリテラシーがあれば心配する必要はない.僕が使ったのは「タップル誕生」である.

アプリをはじめるとさっそく何人かマッチングし,メッセージ交換を経て,2人ほどライン交換をした.ラインのやりとりを続けるうちに1人に絞り,デートの約束をすることに成功した.その相手の方をここからAちゃんと呼ぶことにする.

最初のデートは食事をすることに決まった.待ち合わせ場所に現れたAちゃんは,プロフィール写真で見るより可愛くて,心の中でガッツポーズをした.いや,実際にガッツポーズをしていたかもしれない.実戦練習の甲斐もあり,お互いの好きなミュージシャンや,やっていた部活動,最近出かけた場所などについて他愛もない話だが特に緊張することなく楽しく会話をすることができた.

デートを終え,家に戻る途中は,「楽しんでくれたかな~」とか「2回目のデート誘っても大丈夫かな~」とか,「このまま連絡つかなくなってフェードアウト?」とか色々な考えが頭の中をグルグルとしていた.

すると,Aちゃんからラインが届いた.内容は今日のデートのお礼と,なんと今度映画に行きませんか?というお誘いであった.ファンファーレが鳴ったような気がした.しかし,ここで油断をしてはいけない.2回目のデートに行けたとしても,3回目のデートに進めるか分からない.

2回目のデートで映画を観た帰り道に,また今度出かける約束をすることができた.

僕は3回目のデートが勝負だと決めていた.3回目のデートで絶対に告白すると心に決めた.告白できなければずっとこのまま何も変わらないと.

冬だったということで3回目のデートはイルミネーションを提案した.イルミネーションに行くということは相手にとって告白があるかもしれないというメッセージにもなる.

3回目のデートの誘いにOKをもらうことができ,これは成功するんじゃないかと浮かれそうになった.しかし,ここでも油断は禁物,冷静になることに努めた.

そして,3回目のデート当日になった.夕方に待ち合わせて,夕食を食べ,イルミネーションを観る.イルミネーションを観ながらタイミングをうかがって告白.というプランだ.デートは順調に進み,イルミネーションの中,僕は告白のタイミングをうかがっていた.いざ告白をしようとすると,「好きです」のたった4文字もなかなか口にすることができない.これは緊張なのか,それともこの言葉をきっかけに始まる関係により生じる大きな責任によるものだろうか.おそらく後者である.しかし,ここで何も伝えられずに終わってしまえば,何も変えることはできないし,なにより,イルミネーションの中,女の子と2人でいる.こんなチャンス2度と巡ってこないかもしれない.

 

僕は思い切って想いを伝えた.AちゃんからはOKの返事をもらった.(※実際に「OK!」と超フランクに言ったわけではなく,OKの内容の返事をもらったという意味である.)

 

こうして,僕は大学生のうちに彼女をつくるという目標を達成したのだった.

 

彼女をつくるために勉強した本がこちらである.彼女をつくるにあたって重要な事も多いが役立つとか役立たないとかの問題ではなく,なにより面白い.多少強引な部分があるので自分なりに理解をし,自分用の作戦を作ることをおすすめする.

 

 

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