【保存版】就活生に薦めたい1冊の本,SHOWROOM社長前田裕二「メモの魔力」を紹介
メモの魔力とは
「メモの魔力」とは SHOWROOM代表の前田裕二氏の著書であり,いま大ヒットしている自己啓発本である.
前田裕二の生い立ちと原動力
前田氏は小学生の頃に両親を亡くし,ギター弾き語りの路上ライブで生計を立てていた.「どうすればお客さんが集まるのか」「どうすればお客さんがお金を払ってくれるのか」を小さなノートにメモして試行錯誤を繰り返していた.
早稲田大学政治経済学部を卒業後,外資系投資銀行に入行.その後DeNAに引き抜かれ仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げた.
2018年には石原さとみと熱愛報道が取り上げられるなど一見チャラい IT社長のように思う人もいるかもしれない.「どうせ裕福な家庭に生まれて,エスカレーター式で有名大学に入ったボンボンなんだろ.生まれた環境から俺らとは違うんだ.」と思う人もいるだろう.
しかし,前述のように彼は幼いときに両親を失い,決して恵まれた環境とは言えなかった.
「生まれつきの星がなくても,後天的に努力をすれば,生まれ持った逆境なんて跳ね返せる.」
逆境が彼の原動力でもあった.
前田裕二とメモ
彼は今の自分があるのはメモのおかげだと言うほどメモは重要だという.そんな彼のメモに対する考え方や実際のメモの取り方,ページ割りの仕方,ボールペンの色の使い分けまで「メモの魔力」では細かく丁寧に説明されている.
付録の自己分析1000問
では,なぜ僕が就活生に薦めたいのかというと,注目してほしいのはこの本の付録である.この本には巻末付録として自己分析の手助けとなる「自分を知るための【自己分析1000問】」という1000個もの問いが用意されているのだ.
自己分析のすすめ
前田氏自身,外資系投資銀行に就職する際に自己分析をノート30冊分行った.それほど自己分析は重要だという.
彼は本の中で次のように語る.
本書は,単なるメモや思考術のノウハウ本ではありません.これらメモや抽象化の技法を学んだところで,結局,「自分が何をやりたいか」ということが明確でなければ,さして意味がありません.まるで,特に倒したい敵もいないのに剣を持って佇んでいる戦士のようなものです.
就活の「自己分析」をバカにせずにやり切ることで見えてくるものは,必ずあるのです.最終的には「自分は何をやりたいのか?」という問いに行き着きます.自分を知り,自分の望みを知らないまま,どんなビジネス書を読んでも,どんなセミナーに行っても,まず何も変わらないでしょう.まず「自分を知る」ことが何よりも重要です.
自己分析は自分の良いところだけではなく,自分の嫌なところが見えてくるかもしれない.目を背けたいし,自己分析を行うこと自体が気怠い作業だと思ってしまう.しかし,自分を知っている者は強い.自己分析によって人生のコンパスを手に入れることができる.どんな苦境に陥っても決してブレないコンパスこそが,自分を成功に導いてくれるだろう.
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